エコトレンドレポート

 
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第5回日本人の食料消費動向

【2009年11月12日】


「食の安全」という言葉が定着した現在、オーガニック食品やフェアトレードの商品も、よく目にするようになりました。
身体にも地球にも優しい食品に対しての皆さんの意見や多様化している食生活を今回はリサーチしました。

生鮮食品は「安全性」を重要視/朝食の51%がご飯食!!


 

生鮮食品は「安全性」を重要視

第9回 生鮮食品(野菜、果物、魚など)を選ぶとき次のうち最も重要視するものは?

今回の生鮮食品(野菜、果物、魚など)の選定基準は、「鮮度」が2位以下を倍以上引き離し一番の重視するものとなりました。続いて「産地」と「価格」が同程度で、「無農薬・低農薬・無添加」、が続くという結果でした。

皆さんからのコメントを見てみましょう。
「多少高くても鮮度はいい方が良い。ただしあまり高い時には、なくてもいいや・・・と我慢します」「食品偽装問題が出てから庶民の目も一層厳しくなっていると思います。価格も勿論ですが、産地表示を確認したり、無添加、無農薬という言葉に過敏に反応してしまったりします」

やはり私たちの体を作っている直接の栄養素である「食」に関しては、「安全性=鮮度を自身の目で確かめる」ことを一番重要しているようです。

その他、食品表示ラベルも参考にしているようです。食品表示ラベルは、消費者にとって、その食品の品質を判断し選択する上でなくてはならないもので、一般消費者向けのすべての飲食料品には品質表示基準が定められています。品質表示基準は、生鮮食品を対象とした生鮮食品品質表示基準と容器包装に入れられた加工食品を対象とした加工食品品質表示基準に大別されます。生鮮食品であれば名称原産地、加工食品であれば名称、原材料名、内容量、賞味期限又は消費期限、保存方法、製造者の氏名及び住所等を表示することが義務付けられています。

有機JASマーク

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、その結果、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。
この「有機JASマーク」がない農産物と農産物加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。

オーガニック商品、有機野菜・有機食品はよく見かけるようにはなりましたが、なかなか値段が安くならないのが、実情ですね。
これに関しては、以下のような意見も!
「食材は極力農薬・添加物のないもので、旬のものを選んでいます。有機野菜等が「割高」なのは、皆が買わないから悪循環を繰り返しているのです。消費者が選んで、進んでそのようなものを買っていけば、生産者も必ずシフトし、値段も下がると思います。また、旬の野菜は安くておいしく、栄養もありますが、無理に季節外の野菜を消費者が買おうとするために、生産者は石油を使ったビニールハウスで暖気し、化学肥料で形を整え、環境に負荷を与え、無理に作り出して売っていることを、消費者も知るべきだと思います。」

エコな商品を購入する消費者を「グリーンコンシューマー」と呼びます。
環境や地球に負荷の少ない商品を賢く購入していく事は、大切なエコ活動ですね!
また、最近よく耳にする「地産地消」についての意見も届いています。
「私が特に重視するのは「産地」です。地産地消はエコに繋がると思いますし、生産〜出荷等の流れを想像できると安心するからです。」「地産地消。道の駅の農産物直売所はいいスポットです」
このように、生産者が特定されているものは安心して積極的に購入できるということから最近では、道の駅や直売所の人気もさることながら、スーパーなどでも「地場コーナー」として生産者の写真を出す所が多く出ています。地場のものは輸送コスト及び環境負荷の削減になり、旬のものは設備コスト及び環境負荷の削減に繋がるということが、今回リサーチした中で多くの皆さんに認知されてきていると感じました。

カーボンフットプリント・マーク

また、現在政府では、カーボンフットプリント(CFP)という、商品・サービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るライフサイクル全体の各段階で排出されるCO2排出量を計算し、一生から排出されるCO2量を表示する環境ラベリング制度を試行中です。確かに、地場のものは、輸送段階の環境負荷及びコストは削減できますが、生産段階や廃棄段階での環境負荷が大きくなっては意味がありませんよね。
これから目にすることが増えるかもしれないこちらのラベルも参考にしてみてはいかがでしょうか。


生鮮食品は「安全性」を重要視/朝食の51%がご飯食!!